別れと出会いのハワイ

昨年のちょうど今頃のこと。長男が所属するサッカークラブの日本人コーチが日本に帰国されました。優しくて人気のあるコーチだったので、とても寂しい思いをしたのを思い出します。そのコーチが、先日ハワイに遊びに来て、子供達が練習するフィールドに顔を出してくれました。コーチとの久々の再会をとても楽しみにしていた長男。いつものフィールドに懐かしいコーチの姿を見つけて、真っ先に走り寄り、ぐちゃぐちゃに頭を撫でられているのを見て、なんだかこちらが泣きそうになってしまいました。笑

こういう再会のシーンは、ハワイにいると幾度となく経験します。そして、再会がある分、別れもあり、また新しい出会いもある。ハワイという場所は、いろいろな場所からいろいろな人が集まる分、別れと出会いをたくさん経験する場所なんです。そしてまた今年ももうひとり、コーチが日本に帰られることになりました・・最後の練習の日、長男はさすがに寂しそうな顔をして帰ってきましたが、「次のコーチ、サッカーうまいといいなぁ」と静かに気持ちを切り替えているようで、なんだかたくましく感じました。自分の周りを色々な人が立ち止まり、通り過ぎては、また帰ってくる。こういうある意味特別な環境の中で、子供達は知らず知らずのうちに、タフになっていっているのかもしれません。周りの変化に戸惑うことなく、自分らしくいられるための術のようなものを身につけていっている、というか。年の終わりに、再会と別れを一気に経験した長男の姿を見ながら、これからもますます自信にあふれた、ぶれない、人間力のある大人になってほしい、と、なんだか壮大なことを考えてしまいました。笑